RPM

4CHANNEL TWINZER FISH

エンジンの毎分回転数を表す単位からその名をとったRPM。サンディエゴフィッシュの流れを汲みつつ、スピードとパフォーマンス性能を追求し、大胆にリミックスデザインされた４チャンネルツインザーフィッシュです。

フィッシュが持つ長所といえば、２つのフィンの間を多量に水が流れることで生まれるトップスピードの速さ。ただ最高速に入るまでにテイクオフ後に体重を載せ、ローからトップに入るまでギアを上げていくような操作が求められます。
RPMの一番の特徴は、その初速の緩慢さを解消し、テイクオフ直後、つまりボードの上に立ち上がった瞬間からトップスピードに入れるところにあります。

初速の速さを可能にしているのが、スタビライザーとなるツインザーと、シングルコンケイブから４チャンネルへ繋がるボトム形状です。チャンネルはノーズから流れてきた多量の水流を制御しながらブースト。さらにツインザーが、フィッシュ特有の大きなフィンの脇に生まれる水の抵抗を整え、フィンの間から後方へ効率よく流すことで、水流を無駄なくスピードへ変換させています。
一方で、スピードのみを追求したサーフボードのデメリットとなるのが、横走りの速さと引き換えに失ってしまうコントロール性能です。RPMではトラディショナルなフィッシュよりノーズとテールのワイドをやや抑えカーブをつけたアウトラインデザインを新たに設計し、レスポンス性能を大幅に向上。アウトライン上で落とした浮力を確保するためレールのきわまで厚みが残せるフラットデッキを採用し、波のRにフィットするダウンレールを組み合わせてあります。
またスピードを生み出すツインザーは、ボードを傾けた際に波に対して垂直となるアングルでセットされているため、レールを入れた瞬間にターンのきっかけとしても機能。フィンエリアの水流を細かに整え、レールの切り替えや加速しながらも安定したドライブターンを可能にしてくれます。

これまでのフィッシュの限界値を塗り替える圧倒的なスピードと繊細なマニューバビリティを持つRPM。
まさにエンジンとステアリングを搭載した次世代のフィッシュです。